Office 365 の各プランを徹底比較!御社にぴったりなのは?その2
みなさんこんにちは! Findixの岡元です。
さてさて、今回も引き続き、Office 365 のプランをご紹介していきますよ!
前回はOffice 365 Business のパッケージプランでしたが、今回は、Enterpriseのパッケージプランをご紹介します!
そもそもEnterpriseとBusinessは何が違うのか、という点ですが、、、前回もお話しましたがその”利用人数”です。
Businessでは300ライセンスが上限となっており、それ以外はユーザーの追加が出来ません・・・!
そのため、ユーザーを300名以上追加されたい場合は、Enterpriseをご契約くださいね!
ただし、300名以上でないと契約できないというルールはないので、
Enterpriseにしかない機能を使いたいのであれば、300名以下であってもEnterpriseを契約することは可能ですよ!
今回は、Enterpriseにしかない機能にフォーカスしてお伝えします!
◼️目次
あ
Office 365 E1 とは
Office 365 E1 とは、高機能なグループウェアがパッケージとなったプランです。
Excel、Word、PowerPointなどのOfficeソフトは付いてきません。
・ストレージ
OneDrive for Business(1TB/ユーザー)
・グループウェア機能
Exchange Online(50GB/ユーザー)/SharePoint Online(1TB/組織+10GB×ユーザー)/Microsoft Teams/Yammer/Stream
内容としてはOffice 365 Business Essentials の強化版、といったところです。
大きな違いとしては、ビデオ機能の「Stream」が付いている点!
Stream とは?
Microsoft Stream とは、法人用のビデオ共有サービスです。
映像データをアップロードして組織のユーザー同士で共有できるため、
例えば社内研修や会議の様子を録画しておいてStreamにアップロードしておけば、
その場で参加出来なかった人もあとから見返すことが可能です。
また、動画配信サービスのように、動画コンテンツに視聴者ユーザーはコメントを送信することができ、
管理者はジャンル分けした動画チャンネルを作成することも出来ます!
その他ビデオの音声を認識して自動テキスト化してくれたり、ビデオ内の顔検出なんかも行ってくれる優れもの。
企業はMicrosoft Streamのストリーミング機能を使って、社外向けのコンテンツをリアルタイムで配信できますし、
Microsoft Teams との連携で、Teamsのビデオ会議を録画できるようになります!
うーん、なかなか高機能なMicrosoftStream。
Enterpriseプランを利用するのであれば、ぜひぜひ活用していただきたいですね!
その他にも、細かいですがMicrosoftTeamsの最大同時会議人数が50人から100人(!)まで可能となったり、
Businessとは異なる点がいくつかあります。
Office 365 E3とは
つづいてOffice 365 E3のご紹介。E3は、Excel、Word、PowerPointなどのOffice ソフトと、
E1でご紹介したグループウェアの機能をどちらも兼ね備えたプランとなってます。
しか〜し!E3以上プランの特典として、なんとOneDriveの容量が無制限(通常1TB)、
さらにメール機能のExchange Online の容量も通常50GBのところ、100GBにアップ!
さすが、大企業向けのプラン・・・大容量で容量不足の心配もいりませんね!
・Officeアプリケーション
Word/Excel/PowerPoint/OneNote/Access/Outlook/Publisher
・ストレージ
OneDrive for Business(無制限/ユーザー)※5人以下1TB/ユーザー
・グループウェア機能
Exchange Online(100GB+容量無制限アーカイブ)/SharePoint Online(1TB/組織+10GB×ユーザー)
/Microsoft Teams/Yammer/Stream
Office 365 Business Premium に、Streamが加わったプラン、といったところです。
ただし、Businessプランと比べるとセキュリティが強化されています!
例えば、Information Rights Management(IRM)と呼ばれる
機密情報のファイルの外部漏れを保護できる機能や、
クレジットカードやマイナンバーなど、
企業の機密情報に関わる番号などの漏洩を防止するDLP損失防止機能など、高度なセキュリティ機能が含まれています。
強固なセキュリティで企業のデータを安全に運用したい方にとっては、オススメのプランです!
あ
Office 365 E5とは
最後に、Office 365 E5についてご紹介します!
Office 365 E5 は、基本的にはE3と変わりません。違いとしては、Power BI Proと、My Analyticsの2つの分析ツールがあるかないか、という点です。
・Officeアプリケーション
Word/Excel/PowerPoint/OneNote/Access/Outlook/Publisher
・ストレージ
OneDrive for Business(無制限/ユーザー)※5人以下1TB/ユーザー
・グループウェア機能
Exchange Online(100GB+容量無制限アーカイブ)/SharePoint Online(1TB/組織+10GB×ユーザー)
/Microsoft Teams/Yammer/Stream
・その他
MyAnalytics/Planner/Sway/Stream
Power BIとは
E5を契約すると利用できるPower BI。そもそもBIツールとは、「ビジネスインテリジェンスツール」の略で、
企業に蓄積された大量のデータを集めて分析し、迅速な意思決定を助けるのためのツールです。
例えば毎月の売上高などをExcelに入力していて、売上を分析しよう、となった場合。
Excelだと数字を拾いあげグラフを作成して、様々なグラフをバラバラに確認して、分析、
それを毎週の繰り返しで、複雑なマクロを組んだりする必要がありますよね。
しかし、Power BIであれば、Excelはもちろん、MySQL、ORACLEやSalesforceまで色々な外部サービスと連携していて、データを連携するだけで、あっという間に自動でグラフを作成でき、そこから重要な指標が見えてきます。
また、共有も、Excelで出来たグラフをいちいちメールに添付して送信・・・なんてことはしません!
グラフはクラウド上に作成されるので、ユーザーはいつでもどこでもグラフをリアルタイムで確認が可能ですよ!
Power BIで出来ること
・Excelなどのデータベースからデータを取得、処理
・レポートを簡単に作成
・作成したレポートを組織内で共有
・レポートを自動更新
使いこなすには少し大変ですが、非常に高機能なツールとなってます。
My Analyticsとは
My Analyticsは、働き方改革に効果的なツール。
ユーザーが、普段どのくらいメールの返信に時間を費やし、どのくらい会議を行っているのか、
など、働いてる時間が見える化されます!
My Analyticsで出来ること
・会議、メールに費やした時間、残業時間やフォーカス時間が見える
・会議中、勤務時間内外のメール返信率がわかる
・コミュニケーションを多くとった同僚の表示(一緒の会議に出た、メール数など)
などなど。My AnalyticsにはAIの機能が搭載されていて、例えばOutlookカレンダーでは会議の時間と予定されているのに、
メールを頻繁に開いていたりすると、AIが会議中の内職、と判断します!ひぇ〜っ!
ただ、必ずしも内職が悪!というわけではなく、そもそもその会議に参加する必要があるのか?
など、会議のあり方、働き方の見直しを行うためのツールとして使う狙いだそうですよ!
まとめ
以上、長くなりましたが、Enterprise版のご紹介となります。いかがでしたでしょうか?
やはり、高機能なツールやセキュリティが特徴となります。
Office 365 Business にするか、Enterpriseにするかの1番のポイントは、まず利用人数が300名以上かどうか。
次に、Business以上のセキュリティレベルを求めたいかどうか、
最後にPower BIやMy Analyticsなどの高機能ツールを使いたいかどうか、を判断基準として決めるといいかもしれませんね。
導入について、もっと詳しく知りたい、などご相談あればぜひお問い合わせくださいね!
ではでは、また次回のブログでお会いしましょう!!